ナースのつぶやき

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脂漏性角化症2019-11-08

今回は、あまり聞きなれない病名の「しろうせいかくかしょう」のお話をします。
別名:老人性いぼともいわれ、老化現象の一つで加齢と共に増える皮膚の良性腫瘍です。
色は淡褐色~黒色まであり、形も平坦~隆起などさまざまです。
いぼといっても、人に移ることはありません。頭部・顔・体幹を中心に、てのひらと足裏を除く全身のどこにでもできます。
放っておくと少しづつ大きくなります。
気になって触ったり衣服でこすられたりすると、炎症をおこしてかゆみや赤みを伴うこともあります。

特に治療の必要はありませんが、入浴時や洗顔時にひっかかる・髭剃りの時に邪魔・美容的に気になる、などあれば取ってしまいましょう。

当院では、液体窒素をあてて一時的に凍らせ、かさぶたにして脱落させる方法で治療します。
他の治療法と違って簡単にできますが、とても痛いのが難点です。

悪性化して癌になることはありません。
良性なので放っておいても大きな問題はないのですが、中にはまれに「実は皮膚癌であった」ということもありますので、まずは相談してくださいね。


尋常性乾癬2019-09-18

9月も半分が過ぎ、幾分秋らしくなり朝晩過ごしやすくなってきましたね。

さて今回は、皆様にあまり知られていない皮膚の病気『尋常性乾癬』についてお話させていただきます。
この病気を聞いたことがありますか?

先ごろ、タレントの道端アンジェリカさんがこの病気を公表されましたので聞いた事があるかもしれません。
日本ではあまり聞きなれない病気ですが欧米では当たり前の病気です。
日本人は4~50万人以上、男女比は2:1で男性が多いと言われています。

尋常性とは、「ごくありふれた」という意味で、乾癬の患者さんの多くがこの病気です。

症状は、皮膚が赤くなり、盛り上がり、銀白色のフケのようなものが付着しはがれ落ちるなどです。
全身どこでもでき、特に髪の生え際・ひじ・腰・ひざなど外部からの刺激をうけやすい部位によくみられます。
症状が出ていない部位をひっかくなどの刺激を与えると新たな発疹が現れることもあります。
衣服・メガネの刺激でもおこります。
また、爪にも症状がみられ、先端から浮き上がって白く見えたり、表面にポツポツとおうとつができたりします。

かゆみはそれぞれに異なり、人によりさまざまです。

治療方法は主に「皮膚の赤みの原因の炎症を抑えること」と「銀白色のフケ様の原因の皮膚細胞の形成を抑えること」です。
飲み薬・塗り薬を使用しますが、他にも注射や紫外線療法もあります。

乾癬は治す、というより必要に応じた治療でうまくコントロールしていく病気です。
他人に決してうつる病気ではありません。

ひょっとして?など不安や心配があればいつでもご相談ください。


とびひ2019-07-30

こんにちは。
日差しの強い季節になりましたね。
夏休みに入り、元気な子供たちの声が医院にも響いています。

今回は梅雨の時期から夏にかけて子供さんに多い伝染性膿痂疹、一般に「とび」と
言われる病気についてお話します。

私の子も小さいころに脇に1センチ程の水泡ができ、何?と思っていたら
とびひ」だった経験があります。

「とびひ」は虫刺されや搔き傷、擦り傷に黄色ブドウ球菌などが悪さをして、
水ぶくれをつくりながら広がります。

初めは透明な水ぶくれですが段々と黄白色の水ぶくれとなり破れて広がっていきます。
ですから、水ぶくれに触れることで、兄弟やお友達にうつしてしまうことがあります。
(大人はうつりにくいですがゼロではありません。)
名前の由来も、非常に広がりやすく、うつりやすいところを火事の火の粉が飛んで
新しい火事を起こすさまに似ているところからきているようです。

治療は、抗生剤の内服と外用薬の塗布が基本となります。
飲み薬のある間はうつりやすい時期なのでプールなどは控えましょう。

皮膚はきれいに洗ってお薬をつけてもらえば大丈夫です。
ジクジクしている間はガーゼなどで覆っておくと、広がったりうつったりを防げます。
ただ、鼻水があったり、かゆくて掻いたりしているときは長引くことがあります。

「とびひ」かなと思った時はご相談ください。


水いぼって何?!2019-06-10

こんにちは、今回は伝染性軟属腫(水いぼ)についてのお話です。
水いぼとは、主に子供にできるウイルスによる皮膚感染症で、非常にありふれた皮膚病のひとつです。
見た目は1㎜~数㎜の表面に光沢のある小さな丘疹です。

最近では「プールが始まるので治療をしてほしい」と来院されるお子さんが増えてきました。

プールでうつると言いますが、水の中でうつる訳ではなく肌を露出した状態で子供同士がじゃれあったり、ビート板や浮き輪・タオルなどの共有により感染します。

しかし、この水いぼ自体、体に大きな影響を与えるわけではないので、放置して自然に消失するのを待つという選択もあります。
では、いつまで待てば良いかと聞かれると数か月から数年と個人差があります。その間、数がとても多くなったり、ひっかいてとびひをおこしたり、他のお子さんや兄弟にうつしてしまうという心配もありますよね。

当院では治療を希望される場合、専用の器具を用いて≪摘まみとる≫という処置を行っておりますが、痛みを伴うため事前に麻酔のシールをお渡しして処置日は予約制とさせていただいております。あらかじめご相談ください。

何はともあれ、水いぼの感染や拡大を予防する事が最も大切となってきます。
特に、皮膚のバリア機能が低下していると高い確率で感染しやすくなりますので、乾燥肌や湿疹を防ぐ為にも、日ごろからのスキンケアを心がけましょう。


帯状疱疹2019-04-20

ある日、庭の草むしりをした後から右肩がピリピリと痛くなり、頑張りすぎたかな、と湿布を張りました。
それでも痛みは治まらず2日後に右肩周辺に赤いプツプツが出た・・・

それは「帯状疱疹」かもしれません。
決して庭の草むしりや湿布が悪かった訳ではありません。
「胴巻き」とも言われ、顔面を含めて全身どこにでも現れます。

元々はみずぼうそうのウイルスで、おとなしくしていたものがストレスや疲れなどで
抵抗力が落ちた時にウイルスが大暴れして神経を伝って皮膚に到達するため、
初期はピリピリとした痛み・時間が経つにつれて赤みや水泡が現れます。
みずぼうそうにかかった事のない人には移りますので注意が必要です。

治療は、抗ウイルス剤と痛み止めの内服で1~2週間程度で回復に向かいます。
まれに帯状疱疹の後の神経痛として痛みが残る事がありますので、早めに受診して内服治療を始めてくださいね!


もしかして膀胱炎?!2019-03-01

「排尿時痛みがある」「残尿感がある」「トイレが近い」などの症状があればそれは膀胱炎かもしれません。
細菌が膀胱に入り、炎症をおこしてしまう女性に多い病気ですが、誰にでも発症する可能性があります。

膀胱炎の検査は基本的に問診と尿検査だけです。
治療は抗生物質の内服ですが、内服を開始すると辛い症状も数日で良くなりますよ。
早く良くなる為に、水分をいつもより多くとり、尿量を増やし細菌を膀胱から出すようにしましょう。

治療が遅れると、腰の痛みや高熱が出る「腎盂腎炎」になることもありますので、早めの受診をおすすめします。

膀胱炎には色々なタイプや原因があります。
「市販の薬を飲んだがスッキリしない」「膀胱炎をくり返す」という方は医療機関を受診し、相談してくださいね。



尿路結石2019-01-10

こんにちは、新たな年がスタートしましたね。
今年もいろいろなテーマでつぶやいていきたいと思います。
「尿路結石」を耳にされた事があるかと思います。
尿路結石とは、尿の通り道に尿中成分が固まって結晶化してできる石の事です。
腎臓・尿管・膀胱・尿道にでき、男性に多い病気ですが女性にも起こる病気です。
「死ぬかと思った」「出産より痛かった」という声も聞きますが、必ずしも痛みがある訳ではありません。
腎臓内で石があまり動かない場合には、痛みがない場合もあります。
しかし、背中や脇腹の激しい痛みや血尿が主な症状で、石が膀胱まで下りてくると残尿感や頻尿が起こる事もあります。

激しい痛みで受診された方には痛み止めの座薬を使用し、痛みが落ち着いてから診察や検査を受けていただきますので安心してくださいね。

自然排石が期待できる場合もありますが、そうでない場合は治療が必要となります。
治療法は石の大きさ・場所・個数によって異なりますので自覚症状がなくても検診やドックでみつかった方も一度、受診してみてくださいね。


こんな症状ありませんか?2018-12-03

トイレが近く何回も行く。
夜中に何度もトイレに行きたくなり眠れない。
急に尿がしたくなり、がまんができない。
漏れそうになる。
トイレまで間に合わず漏れてしまう。

こんな排尿の症状を年齢のせいにしていませんか?
最近、増えている過活動膀胱という病気かもしれません。
膀胱が過敏になり勝手に収縮してしまい、あまり時間がたっていないのに
尿が出そうになってしまう状態を言います。

何らかの排尿の症状で悩んでいる人はとても多いです。
症状は改善することができます。
諦めないでください。
治療を始めてみませんか?
まずは、恥ずかしがらずにご相談ください。


肌の乾燥の時期です2018-10-19

10月も半ばに入り、めっきりと秋らしくなり朝晩が寒くなってきましたね
一年中、肌のトラブルはおこりますが特にこれから寒くなる時期には肌の乾燥が多くなってきます

肌には内側から水分の蒸発を防いだり、外からの刺激やアレルギーから肌を守ったりする機能があります
これがバリア機能です

また、日々のスキンケアで身体を洗う時にこすりすぎたり、力を入れすぎたりしていませんか?
このような間違ったスキンケアでもバリア機能は低下することがあります
そのバリア機能が低下しておこるのが肌乾燥です

身体のあちこちでカサカサしたり、つっぱったりかゆくなったりとトラブルも多くなってきます

そうなる前に保湿が必要になってきます
もし、肌トラブルがおきたら、放っておかずに受診してくださいね

皆様、保湿やスキンケアをしっかりとし、肌のトラブルを防ぎ、寒い時期を過ごしてくださいね♪


秋の花粉症2018-09-01

少しずつ朝晩も涼しくなり、秋が近づいてきました。
皆様、秋にも花粉症があるのをご存知でしょうか?
春のスギ花粉症は有名ですが、夏の終わりから目が痒い・鼻水が出る・鼻がムズムズするなどの症状があればアレルギー症状かもしれません。
この時期にはブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの花粉が飛散します。
どんな草?と思うでしょ。
河川敷などあちこちでみられる雑草です。
この時期は気温の変化が激しいため、アレルギー症状も風邪と間違われる事が多いです。
あやしいな、と思ったら一度受診をしてみてください。


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